StartupTokenアジアツアーin東京 レポート
こんにちは!
最近大学が忙しくてブログ更新をサボっていました…。色々な方にブログを読んでいただいて反響もあり、うれしく思っています!(頑張って更新します。)
ブログを読んだTSHデベロップメント株式会社の方にお誘いいただき、昨夜「Startup Token Asia Tour 2017 Tokyo」に参加してきたので、今回はそのレポートをしたいと思います。
会場はJ-SQUARE SHINAGAWAで、初めて行く場所だったのですが1階がカラオケ店だったので地図で5回くらい確認してから会場入りしました。笑
事前に名前をお伝えしていたので受付はすんなり。フリードリンクをいただいて席へ。テーブルを囲う形で椅子が置いてあって、周りの人と少し話しながらイベント開始を待ちました。
【イベント概要】
今回のイベントはStartupTokenというスタートアップのICOやブロックチェーン技術の利用をサポートする会社とTSHデベロップメント社の協力により、東京で開催されました。
今回StartupTokenが紹介したプロジェクトは「Addap’s」「Pesabase」「Hacken」「EnergiMine」「Dether」「Rootstock」の6つ。
ツアーにあたっては、シンガポール、香港、日本、韓国の4ヶ国を回っているそうです。
【プロジェクト紹介① Addap’s】
簡単にプロジェクトごとの紹介をしていきたいと思います。Addap’sは、スクロールが可能なボード上でマルチブラウジングをしながら、それを簡単にシェアすることが出来る、というユニークなブラウザサービスです。
ベータ版が既にローンチされているので公式サイトからいつでもダウンロードして試すことができます。
ブラウザ系のサービスは使い慣れるまでが肝心なので、ユーザーにとって使いやすいものであることが必要です。
タブ操作をすることなくスクロールのみで複数のブラウザを見られて、それをシェアできる。直観的な操作が可能で自分が見ているものをそのままシェアできる点から、若年層ユーザーに人気が出るかもしれないと思いました。
ブロックチェーンを使った実際のプロダクトのローンチが楽しみですね。
【プロジェクト紹介② Pesabase】
PesabaseはOmiseGoとEthereumのブロックチェーンを使うことで、アフリカで誰でも金融サービスを利用できるようにするプラットフォームです。
国際送金の高い手数料や、通貨の両替手数料、ハイパーインフレーションなど、アフリカの人々が抱える経済問題はたくさんあります。また銀行やクレジットカードなどのサービスの拡充はまだまだ不十分です。
Pesabaseは人々が容易にアクセスすることの出来るスマートフォンとブロックチェーンの技術を組み合わせることによってこれらの問題解決への糸口をつかもうとしています。
銀行等へのアクセスが容易ではない地域の人々への金融サービスの提供、という意味ではEverexを想起させるプロジェクトだな、と思ってお話を伺っていました。
【プロジェクト紹介③ Hacken】
Hackenは、Ethereumブロックチェーンを用いたサイバーセキュリティ専門家のための分散化システムです。
ブロックチェーンとサイバーセキュリティの関係性を構築し、ソフトウェア会社などにセキュリティの提供をし、専門家であるホワイトハッカーをリワードするためのビジネス組織になります。
現在プレセール期間中なので、興味のある方は公式サイトにアクセスしてみてください。(機械翻訳感が否めませんが一応日本語もあります。)
【プロジェクト紹介④ EnergiMine】
EnergiMineは現在独占傾向にあるエネルギー、中でも電力市場を分散化することを目指すプロジェクトです。
省エネ活動に取り組む個人や企業に対してインセンティブを働きかけ、ブロックチェーンによるエコシステムを構築していきます。
ガソリン車ではなく電気自動車を使ったり、エコ家電を購入したりすることで、トークンがもらえるなら取り組む人も増えそうですね。
トークンで電気自動車のチャージをしたり、電気代を払ったりすることができるようにするのが目標だそうです。
2,3週間以内にホワイトペーパーを和訳するそうなので、気になる方は公式サイトでチェックして11月のプレセールに参加してみてはいかがでしょうか。
【プロジェクト紹介⑤ Dether】
Detherは誰もが簡単にEthereumを手に入れ、それを現金に換えることができるアプリケーションです。
このプロジェクトをチラッと見たときはAirswapのような仕組みを想像していたのですが、話を聞いてみて全く違った内容に驚きました。
なんとこのアプリケーションのポイントは「フィジカルミートアップ」!要するにEthereumを売ってくれる人と直接会うためのアプリなんですね。オモシロイ。
アプリで‟Buy Ethereum”をクリックすると地図が出てきて、その中から自分の会いたい人を探してチャットをして会う、というシンプルなシステム。地図上ではETHで支払いできるお店を探すことも出来ます。
公式サイトからアプリをダウンロードすることができるので、使ってみたい方は是非試してみてください!
【プロジェクト紹介⑥ Rootstock】
一番楽しみにしていたプロジェクト…しかし担当者は来日せずアルゼンチンからSkypeでプレゼンテーション。今お忙しい時期ですもんね…地球の裏側からお疲れ様です。
RootstockはBitcoinネットワークのためのスマートコントラクト技術です。①ビットコインのブロックチェーンを利用し、②スマートコントラクト、③支払い(ペイメント)システム、④P2Pダイレクトリーサービス、⑤分散型でセキュアなデータストレージシステム、⑥個人情報のやり取りも可能なセキュアなコミュニケーションチャンネル等々を実現していくそうです…!
スケーラビリティ問題も解決するし、トランザクションもめっちゃ早くするから!ヨロ!とのことだったので、今後の展開に期待しています。
(Rootstockに関してはもう少しちゃんと調べようかなと思います。勉強不足ですみません。)
【まとめ】
TSHデベロップメント社の方の通訳を交えての3時間でしたが、6種類も並べてプロジェクトを見る機会はなかなかないので、興味深く話を聞かせていただき、あっという間でした。
イベント最後の交流タイムに主催側の方とお話をさせていただき、今回のミートアップの主旨として「直接話することで信頼関係を築く大切さ」についてお聞きしました。
プロジェクトの中身がどれだけいいものであっても、悪い噂1つでプロジェクトが失敗に終わってしまう。それを避けるために、大切なのが信頼関係を築くことです、とおっしゃっていました。(ALISのミートアップを思い出しますね。)
これからもっと「信頼性」に重点をおいたマーケティングをするプロジェクトが増えるといいですね。
お読みいただきありがとうございました。